有線ありゲーミングヘッドセットRazer Thresher for ps4 レビュー
Razer Thresher for ps4 のレビューをします。
※Thresher for PS4は Thresher 7.1 for PS4とは別物です。
thresher 7.1は7.1chサラウンド対応のワイヤレス仕様なのに対し、Thresher for PS4はサラウンド無しですがワイヤレスと有線のどちらでも利用できるという違いがあります。
今まで使用していたのはKingstonのHyper X cloud stinger でした。
ゲーミングヘッドセット キングストンHyperX CloudStingerレビュー
付け心地は最高ですし音質も特に不満は無かったのですが、密閉式なのでボイスチャットで自分の話した声があまり聞こえません。
自分の話した声をヘッドフォンに返すモニタリング機能、いわゆるサイドトーン機能も付いていません。
するとどうしても自分の声が大きくなってしまい、喉が痛くなってしまうんです。
それで買い替えを考えていてしばらく悩みました。
ご存知の通り、良さげなヘッドセット沢山ありますよね。
私はワイヤレスにしたいと思っていて、最初は Thresher 7.1 がいいと思っていましたが、Amazonのレビューを見るとどうしてもワイヤレス特有の不具合が目につきます。もちろん普通に使えている人よりも、不具合があった人の方がレビューを投稿しがちだろうとは思っていますが、やはり気になります。
そこでこの Thresher for PS4です。7.1ch サラウンドではなくステレオのみの仕様ですが有線でも使用できます。
もしもワイヤレスが不調だったり、バッテリーが切れても有線では使えるというメリットがあります。
7.1ch サラウンド機能は付いてませんが、PS4のサラウンドがそこまで評判が良くないというのもあり、基本ワイヤレスで使用でき、もしもの時は有線という保険が付いているこの Thresher for PS4を購入することとなりました。
決め手は、ワイヤレスで使いたいけどワイヤレスが心配だったからです。
ワイヤレスと有線どちらも使えるヘッドセットは他社にも有りますが、なぜRAZERにしたかというと、単に見た目が自分好みだったからです。
付け心地は
付け心地は予想していた通り重いです。まあワイヤレス仕様のヘッドセットでは仕方ないと思います。
側圧はHyper X Cloud Stingerと比べるとかなり強いですが、自分の場合耳にはほとんど当たらなかったので4、5時間は平気でした。
それと頭頂部の圧が結構強く感じて不安でしたが、これも使っていると意外とほとんど気になりませんでした。
それより重さがしんどい感じです。
結構首に来ます。
付け心地は個人差が大きいと思うので一か八かみたいなところはあるでしょう。
私的には側圧は意外と大丈夫。それより重さがしんどい!と言ったところです。
音質は
音質をCloud Stinger と比べるとかなり違います。
Cloud Stinger は割と低音が豊かですが、こちらのThresher for PS4は低音締まってる感じがします。低音不足してると感じる人もいるでしょうが、私は不足してるというよりは締まってるって感じです。
私は低音がブンブンいうのがあまり好きではないので結構好きです。かと言ってCloud Stingerが低音ブンブンで嫌いかと言うとそこまでブンブンいってないと思います。
後はゲームをする上では特に問題はないかと思います。FPSでは足音もバッチリ聞こえますし。方向性、所謂定位と言われているものにしても特に問題ないかと思います。もちろん7.1サラウンドではないので、正確な方向などはわからないと思います。
遅延は感じません。
マイクの性能は
マイクの性能は、使用者がどれくらいを求めるかで違うと思いますが、私はボイチャが普通にできればいいので、全く問題は感じておらず満足しています。ボリューム調整をすれば済む程度で、通話相手から特に苦情が来たことはありません。ヘッドセットについてる普通のマイクといった感じです。また、ある程度自由に曲げることができるので、好みのポジションにマイクの先端を持ってくることができます。ちなみに私は配信しないので、配信で使用できるクオリティーかどうかは難しいところです。配信する人はマイク別にしますよね。
マイクの位置で結構変わる
マイクは伸縮できますし、結構柔らかいのでポジションはある程度自由に変えられますが、ポジションが変わると口との位置関係で入力ボリュームが結構変わります。気づかずに動かしてしまって相手に届く音量が小さくなっていた、なんてことも起こりますので覚えておいた方がいいかもしれません。
操作は
接続はレシーバーをPS4本体のUSB端子に差し込むだけで勝手に認識して使えるようになります。この時PS4の音声出力がヘッドセットに変更されてしまうので、テレビやディスプレイから出力したい場合はPS4の本体設定から変更する必要があります。レシーバーを取り外せば変更は自動的にされていますが、電源をつけたまま取り外していいものなのかよくわかりません。
PS4をスリープモードにしても、レシーバーのランプは点滅したままなので自分的には精神衛生上あまりよろしくないです。なのでスリープモードにはせずにPS4本体の電源を切るようになりました。
ヘッドセット本体には左右に1つずつボリューム調整ノブが合計2つあります。
一つはヘッドセットから流れるメインのボリュームを調節するノブです。とくに説明する必要はないでしょう。
もう一つが、マイクで拾った自分の声をヘッドセット内で再生するボリュームを調整するノブです。いわゆるサイドトーンのボリュームを調整するノブで、注意したいのが、これはマイクの入力レベルを調節しているわけではありません。マイクの入力レベル調整はあくまで、PS4本体側で行います。このノブを回すのではなく押すとマイクミュートになり、マイクの先端が赤く点灯してわかるようになっています。これは使いやすいです。
サイドトーンに関しては遅延もなくとても自然に使える印象です。
自分の声が聞こえないとどうしても声が大きくなり喉が痛くなってしまうので、ボイチャを使う場合は必ずサイドトーンを使用しています。
有線モードだと大幅な機能制限あり。
有線モードを使用するとワイヤレスの時に使えた様々な機能が使えなくなります。ヘッドフォン本体についている様々なボタン、これ有線モードだと使えません。
ボリューム操作はケーブルに付いているコントローラーで行います。マイクのミュート操作もこれでしかできません。
サイドトーンも無効になり、自分の声をヘッドホンから聞くことが出来なくなります。有線モードだといたってシンプルなヘッドセットになってしまい、このヘッドセットの売りがほとんどなくなってしまうんですね。これはがっかりです。
有線モードはあくまで、ワイヤレスが不調もしくはバッテリーがなくなった時の非常用と考えた方が良さそうです。
バッテリーが切れても有線で使い続けられます。
バッテリーは長持ち
しかしながら、バッテリーはとてもよく持ちます。一日1〜2時間の使用であれば4〜5日ぐらいは全然平気な印象です。私はそれぐらい使用したら充電するようにしているので、バッテリーが切れて有線モードを使用しなければいけない状況にはなかなかなりません。しかしバッテリーが切れそうになると頻繁にアラームが鳴り、とても使えたものではありませんので素直に充電するか有線モードにしましょう。
でもやはり有線モードがあるので『別にバッテリー切れてもいいや』っていう余裕はありますねやっぱり。この辺がこのヘッドセットを選んだ理由でもあるわけですが。
ワイヤレス品質は
1年以上使用してますが、ワイヤレス接続が意図せず切れたのは1度だけでした。レシーバーとヘッドセットの距離は2m弱で使用しています。
普通の素人ゲーマー目線では遅延は感じません。ちなみに私は付近に電子レンジや冷蔵庫などの家電はない状態で使用していて、周りにはテレビやパソコン系のものしかありません。もちろんwi-fiは飛んでます。
Amazonのレビューだと接続が悪いという方が結構いるんですが、環境によるのか個体差なのか。
蛇足ですが、Macにレシーバーを挿して繋いでみたら一応使えないことはないんですが、10秒おきぐらいでビープ音が鳴って通常使用は無理でした。
*追記 2021/06/19現在 試しにもう一度繋いでみたら普通にワイヤレスで使用できました。M1 Mac mini OS Big Sur 11.4において、音楽等を聴く分には今のところ快適に使用できています。ビープ音鳴りません。しかしマイク入力レベルの調整ができないので、マイクを口にかなり近づけた状態で普通に話しても、入力レベルメーターは真ん中くらいです。個人差はあると思いますが大きめの声で話さないとメーターが上の方まで行きませんね。
最後に大事なこと
購入する前まで勝手にRAZERのヘッドセットはカッコよく光るイメージだったんですが、この Thresher for PS4、光りません。サイドのカッコいいロゴマーク、光りません。光るのは電源を示す小さなランプとマイクのミュート状態を示すマイク先端のランプのみです。それでもカッコいいので装着するときはテンション上がります。
まとめ
ワイヤレスでの機能にはとても満足。有線モードの機能制限はガッカリだが、もしもの時は有線モードがある!という安心感は大きい。バッテリー持ちもよく、切れても有線で繋げばいいので気にせず使用できます。
そしてご購入の際はくれぐれもお気をつけください。
RAZER Thresher for PS4とThresher 7.1 for PS4 は別物です。